こんにちは。『おうち美容室・ぽとふ』代表のマッキーユです!
今日は私がナゼ訪問美容を続けるのかをお伝えしたいと思います。

訪問美容とサロンワークとでは、仕事内容が全然違います。
訪問美容は、まず荷物を全部持ち運ぶので、それを意識してコンパクトな物にしたり、代用したり…
そして、まず準備する事から仕事が始まり、施術後は髪の毛一本落ちてない様に徹底的に掃除します。

お客様も、ご自分で歩けなかったり、認知症で意思疎通に工夫が必要だったりします。

どちらが『楽(らく)』かと聞かれたら、断然サロンワークの方が楽です。
道具は全部揃っているし、お客様は普通に動けるし話せるし、多少髪の毛が落ちていても気にならないし…
私は、約8年ほど訪問美容の会社で働いたのち、サロンワークに戻ったのですが、戻った当初は「サロンワークってなんて楽なんだ~!!」と痛感したほどです。

では、ナゼ、あえて大変な訪問美容に戻ったのか…
それは、一人の忘れられないお客様との思い出があるからかもしれません。

訪問美容の会社で働いている時、ある車椅子のお客様を担当させて頂き、パーマをかけました。
ご病気の後遺症で思う様に会話が出来ないので、施術中はほどんど会話はしませんでした。
無事にパーマがかかって、綺麗にお仕上げさせて頂いた時、突然その方が泣きはじめてしまったのです。

思っていたスタイルと違ったのかな?長時間の施術に疲れてしまったのかな?と心配になりましたが、その方が、思う様に会話が出来ない中、一生懸命伝えてくれた内容はこのような事でした…

その方は病気になる前はオシャレが好きで、2ヶ月おきに美容室に行ってパーマをかけていました。
だけど、2年前に脳梗塞になり、一時は寝たきりになってしまったそうです。
どうにか車椅子に乗れるまでにはなったけど、髪の毛はカットだけでパーマはかけられませんでした。
その2年の間、ずっと『パーマをかけたい』と思っていたそうです。だけど、自分はもう一生パーマはかけられないかも…という諦めもあったそうで、2年越しにやっとパーマをかけられて嬉しい!という嬉し涙だったのです。

『ありがとう、ありがとう』と涙を流しながら喜んで下さいました。
あの時は、私ももらい泣きをした覚えがあります。今もこの記事を書きながら泣きそうです。

サロンワークもお客様と色々お話ができて楽しいですし、ヘアスタイルを気に入って頂けたら嬉しくて、やりがいを感じます。
だけど、涙を流しながら喜んで頂くことは、まずないです。

大袈裟な表現かもしれないですけど、魂から喜んで頂いた感覚でした。この感覚が忘れられず、やっぱり私のやりたい事、やるべき事は【訪問美容】なんだなぁ….と思ったのです。

『おうち美容室・ぽとふ』では、綾瀬市を中心に座間市、海老名市、大和市全域のご自宅または施設に出張いたします。
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